4ヶ月で5億元の資金調達に成功!優地科技は投資ラウンドシリーズC2を獲得、誠鼎ファンドと雲鋒ファンドが共同リード投資を実施

2021-10-19 18:06

昨今、深セン優地科技有限公司は新たな資金調達を完了し、今回の融資は上海城投傘下である誠鼎ファンドと雲鋒ファンドが主導の共同投資によるものであると発表しました。また、無錫新城グループ傘下のシャンファイナンス、58産業ファンド、冠達グループもこれに加わり、さらに既存株主の一部も追加投資を行ったとのことです。優地科技は、今年6月に投資ラウンドシリーズCと公表から四か月後、2億元投資ラウンドシリーズC2を獲得しました。


優地科技は20133月に設立され、これまで世界中の顧客に信頼性と安定性を備えた総合ロボットソリューションを提供してきた商用サービスロボット企業です。そのロボット製品は娯楽、レジャー、飲食業界、ホテル、商業施設、コミュニティ生活圏など屋内外の幅広いシーンをカバーしています。優地科技會長を務める顧震江氏へのインタビューによると、優地科技は屋内外の配送ロボットを効果的に統合し、屋内のホテル及び娯楽・レジャー市場シェアトップ2に位置し、優地科技の技術力と市場開発力は明らかであるとのことです。


優地科技によるロボット応用シーンには2つの基準があり、1つは、大量の配送需要をロボットが人間同様の効率で効果的に労働力を擔うことができるかどうかです。二つ目は、ロボットが最も忙しく働いている時間帯が、その業務のピーク時間であるかどうかです。


これら2つの基準に従い、優地科技はホテルや娯楽・レジャー市場における屋内シーンとして、ホテルの備品、飲み物、食べ物の配達ニーズを満たすサービスロボットの提供を模索しています。また優地科技は屋外シーンにおける開発方針は、宅配及びデリバリー業界と組み、配送ルートの最後の3キロ内の末端配達ニーズに応えることです。デリバリサービス、電子商取引及び宅配業界にとって、配達コストの高騰に懸念が高まっています。人手不足による物流・流通業界の人件費の更なる上昇、人による配送は天候や安全性などの要因にも左右され、7*24時間の宅配サービスは困難であり、末端配送の効率、コスト及び宅配サービス利用狀況にも制限が課されてしまっているのが現狀です。

優地科技製品の屋外無人自動運転配送車「優兄さん」は主に配達仕分けセンターから菜鳥ステーションの宅配ロッカーまでの配送範囲内を移動し、デリバリー及び宅配業者の最後の3キロという末端配送の役割を擔っています。このようなシーンへの活用は、配送効率の向上と高層ビル内の上り下りの回避を実現することが可能であると顧震江氏は考えており、現在、無人自動運転配送車「優兄さん」はすでに産業パーク内で実用化されています。



現段階での出荷台數と開発目標については、優地科技は屋内シーンで10,000台以上の出荷実績があり、また、屋外シーンでの運用目標は年内に1,000台超えを目指しています。伸び率については、2021年上半期の優地科技の出荷數と売上額は前年比910倍に伸びています。


優地科技顧震江會長は「優地科技は今回の融資をうまく利用し、獨自開発能力、生産能力、全體的な売上げとサービス能力を向上させ、マルチシナリオアプリケーションの構造を継続的に拡大し、安定した信頼性の高い総合的なロボットソリューションを世界中のお客様に提供する"という態度を明らかにしています。

各投資家も次のようにコメントしています。


「優地社のロボットは、優れた低速自動運転配達機能を備えており、娯楽・レジャー、ホテルやキャンパスなどのシーンに実用化されており、すでに業界トップ企業になっている。當社は優地社が優れたビジネスと戦略価値を形成することが可能だと信じている。」(雲鋒ファンド)


「我々は優地社の将來的な発展を大変楽しみにしている。人手不足と人件費の高騰を背景にサービスロボット市場の展望は非常に明るいものになるだろう。コロナ禍がサービスロボットの商用化を加速させ、非接觸型サービスは多くのビジネスシーンにおいて既に「基準」とされている。しかし、コロナ禍はある種の促進剤にすぎず、商用サービスロボットの将來的な成長の根源にある大きな理由は技術の完全な定着と応用シーンの商用化能力にある。これは私たちが優地社を支持している重要な理由でもある。我々は、優地社の競争力の優位性と優れた経営陣を高く評価すると同時に、優地社と手を取り合いマルチシーン綿密な戦略のもと、世界をリードする商用サービスロボット企業の成長を支援する意向である。」(誠鼎ファンド)


「業界で深く培われた優地社のサービスロボットは、人々の反復労働を軽減し、ユーザーの利便性と科學技術使用シーンを向上させていると同時に、優地科技は技術ソリューションの継続的な最適化を通じて、製品のアプリケーション分野と活用シーンを拡大し続けている。人々の良質な生活への自由な想像を促した。」(シャンファイナンス)

「業界の観點からすると、末端配送市場における自動運転ロボット技術の実用化は1000億元市場に達する潛在的な可能性があり、機械が人類に取って代わる時代がすでにやって來ている。優地科技は、屋内配送のマルチシナリオを再現する能力を証明しており、屋外配送分野についても想像力を働かせる大きな餘地を有している。これは私たちが同社を支持し続ける理由にほかならない。當社は優地科技が屋外配送において58と強力な戦略的相乗効果を持っていると考えており、将來的に端末配送の分野で同社と手を取り合い、様々な事業を展開していきたい。」(58産業ファンドパートナー王徳栄氏)